男女により売場の違い〜女性編

男性と女性は永遠に分かり合えることは出来ない。

昨日のテレビ番組でこんな話題を取り上げていた。男性の脳は1つのことに集中し物事を理論的に考え、女性の脳は物事を同時に何個も考えることができ感情的に共感、共有をする。つまり、男性と女性の脳の作りには明確な違いがるのである。

このように物事に関する考え方が違うなら店舗におけるサービスは本来男女別のものを提供する必要があるのではないだろうか。接客、売場作りなどは男女別に考える必要がある。

そこで今回は女性に向け発信する売場のあるべき姿について考えていきたい。

女性がファッションを気にかける理由

普段道を歩いていていると男性より女性の方がファッションに気を使っている人が多いと思うことはないだろうか。雑誌やメディアを見ても男性向けのものより女性向けの媒体が多く存在するはずである。

これは、女性の方が周りの目を気にする傾向にあり、必然的にファッションに気を使う人が多くなる為である。

女性の脳は共感、関連付けといった性質を持っており着ている服を可愛いと共感してもらいたい。服装に関する悪口を誰かが話していると自分のことを言われているのではないかと関連付けて考える特性がある為、ファッションに対して敏感なのである。

歴史的に見ても女性の身の周りには常にファッションが存在した。化粧はその代表的なものである。男性も化粧をしていた時代はあるが、魔除けや神事のためなどの呪術的要素の部分が多く、化粧に美容という要素を求めるのは周りの目を気にする女性ならではのものだと言える。

そして、それが今現在も続き化粧なしでは外に出れないなど美容において化粧の技術はかなり発達している。

売場構成

先ほども述べたように女性は同時にあれこれ考えられる脳の持ち主である。これは目当ての商品の前にも色々と見て回りそれ以外の商品を買ってしまうなど衝動買いが多いということを意味する。その為、1つのコーナーでアウター、インナー、パンツなど様々なバリエーションの商品を陳列し量感に溢れ、少し複雑なある程度凝った売場作りをするのが良い。

そして、自己関連付けというものごとに感情移入したり何かに自分を投影しやすいという面を見ても様々なバリエーションの商品がある中で自分であれこれ組み合わせが出来るような作りであったり、壁1面で1人の女性のクローゼットを意識させるような空間を作り、これを着てどこかに行って誰かに会っている自分を想像させるなど情景やストーリーを強く意識させてあげると効果的である。

また、マネキンが持つ役割も作りも女性の場合はより重要と言える。

女性が洋服屋さんに行くとマネキンが着ている洋服をみて同じものを欲しいと思うことが多いと言われている。これは、マネキンを見て同じ服を着ている自分をイメージし、自分を投影することで私が着るとあんな感じになるんだと想像出来るからその服が欲しくなるということである。つまり、女性脳はイメージでものを買うということになる。

使う色

売場を作る際、色味も男性と女性では異なってくる。男性と女性では色に対する反応に違いがあるからだ。女性はカラフルなものが好きで、男性は色味があまりはっきりしていないような色を好む傾向にある。

つまり、極端に言えば女性向けの売場はカラフルな色使いで見ていて楽しくなるような感じにした方が相手の心に響きやすいと言える。

マネキンやお店に入る前に見える壁面など目がつきやすい場所に印象に残りやすい鮮やかな色やそのシーズンのトレンドカラーを入れてあげると女性にとっては何か気になる売場、魅力的な売場になる。ここで言う印象に残りやすい色とは原色に近い色になる。ちなみに人が意識していない状況でもっとも目につく色は黄色と黒の組み合わせである。

共感、共有

洋服屋さんで見かける「よく売れてます」「再入荷しました」というフレーズのPOPは意外と効果がある。これは社会的証明という心理効果に関係する。人はみんなに求められているものだから良いだろうと考え、さらにその底辺にはみんなと違うものを買って失敗したくないという心理がある。人間は特をした喜びより失敗をする恐怖の方が大きい為、このような心理が起こる。

つまりPOPに社会的証明になる一言のようなセールストークを加えてあげることによりお客様の購買意欲は高まる。POPはスタッフの1人のようなものでお客様の購入の手助けをしてくれる大事なものであり軽視してはならない。

それに加え女性の場合、共感力が高く他人の意見を大事にするという特性がある為、オススメに頼りたいという心理が強く働き、最後にPOPが購入の一押しをしてくれより安心して買い物がしやすくなる。

まとめ

以上が女性に向けに発信する売場作りをする際に気をつけて欲しい点である。

メンズ、レデーィス、キッズとファッション業界全体の売上で見てもレデーィス市場は全体の約60%を占めその重要さを認識することが出来る。

ファッション業界が縮小し、消費者の目は肥え、ただ商品を並べるだけでは売れなくなった世の中だからこそ、それぞれのお客様にあった売場作りをして欲しい。男女別の売場を作るといったことがその第1歩なのではないだろうか。

次回は男性に向け発信する売場についての話をしていきたい。

0コメント

  • 1000 / 1000